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リニアガイドの開発動向

機械の速度が上昇するにつれ、ガイドレールの用途も滑りから転がりへと変化しています。工作機械の生産性を向上させるには、工作機械の速度を向上させる必要があります。その結果、高速ガイドレールの需要が高まっています。ボールねじそしてリニアガイド急速に増加しています。

1.高速・高加減速転がりリニアガイドの開発

日本THKはSSRガイドバイスを開発しました。このバイスは下記の技術を採用しています。

(1)ガイドバイスには転動体キーパーが採用されており、転動体が均一に配置され、スムーズに循環運動します。これにより、SSRガイドバイスは低騒音、メンテナンスフリー、長寿命などの特性を備え、毎分300mの超高速回転が可能です。直線運動また、グリース2mlを封入し、2800kmの無負荷走行テストを実施しました。

(2)自己潤滑メンテナンスフリー装置。転がり部品が長期間安定して動作し、その機能を維持するためには、潤滑とメンテナンスフリーの要件が非常に重要であるため、日本NSKはローリングリニアガイド「KIシリーズ潤滑装置」は樹脂材料を含む潤滑油「固形油」を使用し、装置シール部内に重量比70%の潤滑剤を含み、潤滑剤がゆっくりと溢れ出し、長期の潤滑能力を維持します。

2. ローラー式転がりリニアガイドの開発動向

ローラー式ローリングリニアガイドバイスは、長寿命、高剛性、低騒音などの優れた特長を備えています。O型とX型の2種類に分かれており、X型はドイツのINA社が新製品開発に使用しています。

ローラー式ローリングリニアガイドバイスの開発動向は、主に潤滑問題に焦点が当てられています。定期的な給油が必要ですが、装置は複雑でコストも高くなります。そのため、日本のMemuson社は、スライダ本体に内蔵された毛細管状の潤滑体を独自に開発し、5年間または20,000kmの走行距離をメンテナンスフリーで走行できます。また、日本のTHK社は、ファイバーネットワークとオイルプールシールを備えたQZ潤滑装置を開発し、ガイドバイスの潤滑において長期メンテナンスフリーという技術要件を達成しました。 

3. 転がりリニアガイドバイスの磁気グリッド測定システム付き

シュネーベルガーは、直線運動ガイド機能と磁気グリッド・デジタル表示変位検出機能を一体化した「モノレール」と呼ばれる転がりリニアガイドを開発しました。磁化されたスチールテープがガイドウェイの側面に取り付けられ、信号を受信する磁気ヘッドはガイドウェイのスライダに固定され、スライダと同期して移動します。磁気グリッド測定システムの最小分解能は0.001、精度は0.005、最大移動速度は3m/分です。最長ガイドウェイは3000mmに達し、50mmごとに基準点が設けられています。「モノレール」転がりリニアガイドバイスには、以下の特徴があります。

(1)コンパクトな構造で、設置が簡単で、占有スペースが小さい。

(2)ガイド本体に測定システムを設置することで、誤差が大幅に減少し、長さ測定の精度が向上します。

(3)磁気グリッドをガイド本体に密封することで、測定システムの耐干渉能力が向上しました。

4. 小型ガイドサブの開発

THKは医療、半導体製造、計測装置向けに、ガイド幅1mm、2mm、4mmの他、長さ100mmの3機種を標準品として開発し、以下の特徴を有しています。

(1)超小型:LMガイドサブシリーズの中で最小の断面サイズを実現し、超小型ながら高い信頼性を実現。装置の軽量化・省スペース化の要求を満たします。

(2)転がり抵抗が低い。

(3)あらゆる方向の荷重に耐える能力。

(4)優れた耐食性:LMガイドとボールはマルテンサイト系ステンレス鋼製で、耐食性に優れており、医療機器やクリーンルームでの使用に最適です。


投稿日時: 2022年12月30日